現在の計算機、いわゆるパソコンには基本的な機能が決まっています。それは、演算、制御、記憶、入出力です。
人間でもパソコンでも同様に、入力が違えば出力結果が違います。ある値を入力したときに、自動的に出力されるものを関数というわけです。Y=f(x)とか、数学では表現します(数学上の関数とプログラミング上の関数は正確には異なります)。
昨晩、倒産件数の発表がありましたが、ソースの違いが出ていて面白いです。
【朝日新聞 「上場企業の倒産、戦後最多 11月、建設・不動産めだつ」】
東京商工リサーチが8日発表した11月の負債1千万円以上の企業倒産は、前年同月比5.2%増の1277件となり、6カ月連続で前年を上回った。
11月の倒産件数としては03年以降で最多となり、負債総額も3カ月連続で前年より増え、同16.9%増の5760億円。
運輸業が53件で、前年同月の2.4倍に急増。卸売業(197件)や製造業(195件)が1割を上回る増加となった。倒産の主因は景気の急速な冷え込みを反映し、「販売不振」が全体の66.3%を占めた。「運転資金の欠乏」は6.3%だが、前年同月より4割近くも増えており、企業の資金繰りが急速に悪化していることがみてとれる。
11月に倒産した上場企業は、不動産開発のディックスクロキ(福岡県)、建設会社のオリエンタル白石(東京都)、不動産開発のモリモト(同)の3社。これらを含む11月までの上場企業の倒産は30社(倒産直前の上場廃止会社を含めると31社)で、戦後最多だった02年の29件を上回った。このうち、約4分の3にあたる23社が建設・不動産業界で、東京商工リサーチは「不振が続く両業界に対しては、特に金融機関の融資姿勢が厳しいためだ」と分析している。
【読売新聞 「倒産11月で前年上回る…1万1534件、上場企業も最悪」】
民間信用調査会社の帝国データバンクは8日、1〜11月の企業倒産件数(負債額1000万円以上)が1万1534件になったと発表した。
前年同期に比べ14・6%増で、前年の1年間の件数である1万959件を既に上回った。帝国データは年末までに1万2500件前後に増え、03年以来の悪い水準になると見込んでいる。
今年は上場企業の倒産が目立ち、8日には、ジャスダック上場で農業用ビニールの開発では草分けとされる太洋興業が民事再生法の適用を申請した。これで、上場企業の倒産件数は今年に入り32件に達し、調査を開始した1963年以降、最多だった02年の29件を上回った。
一方、東京商工リサーチの調べでは、1〜11月の自動車関連業の倒産は、前年同期比15・7%増の294件だった。自動車大手の減産加速で、5年ぶりに年300件を超す勢いだ。
朝日新聞の情報源は東京商工リサーチ、読売新聞の情報源は帝国データバンクです。発表の内容を見ていると、倒産件数も違いがあります。朝日新聞の記事上のグラフからは1万4000件を超えているのに対し、帝国データバンクの数字では1万1534件です。
記事の文末には、朝日は建設・不動産業について、読売は自動車関連業についての記述があります。こちらについてはニュースソースは同じはずなのですが、取り上げているものが違いますね。この辺りが、それぞれの会社の関心が強い業界なのでしょうか。
それにしても、今年の不況の影響は私たちの周りにも次々現れてきています。私の友人の職場でも、課が無くなったり、残業が禁止されたりしています。公務員の友人はタクシーチケットが支給されなくなりました。取引先のIT系企業では、成長戦略の柱として立てていた事業が不景気のために伸び悩み、赤字で半期決算を終えました。私も、コストダウンの会議・相談に連日追われています。
コストダウンはトップダウンでどんどん決定していかないと、なかなか進みません。企業トップの皆さんは会社のために、どんどん決断してほしいと思います。どういう方針を取るかで、どういうアウトプットが出てくるかが決まります。入出力はコストダウンにおいても大事なテーマです。
それでは、今日はこの辺で。
「節約は不必要な費用を回避する科学であり、
また慎重にわれわれの財産を管理する技術なり」
(セネカ)
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